自社にSEO対策をするリソースがなく、SEO専門業者に依頼したい。しかし、どのようなポイントで外注先を選べば良いのかわからない、そんな方は多いでしょう。本記事では、SEO対策を外注するメリットやデメリットに加えて、SEOの外注先を選ぶポイントについて詳しく解説していきます。
• SEO対策で外注できるサービスの種類
• SEO対策を外注するメリット・デメリット
• SEO対策を外注する時の料金体系
もくじ
SEO対策で外注できるサービスの種類
SEO対策の外注サービスには、主に次の5つのサービス内容があります。自社のSEO対策で強化したい部分を絞って依頼するといいでしょう。
内部SEOメイン
内部SEOとは、SEOの内部対策に特化したサービスを指します。内部対策とは、Webサイトの内部を最適化することで、検索エンジンのクローラーがサイトの内容を正しく理解したり、インデックスを促す施策です。
具体的には、サイトマップの送信やパンくずリストの設置、HTMLタグの最適化などがあり、専門的な知識が必要となることが多いです。
コンテンツSEOメイン
検索エンジンは、質の高いコンテンツを検索結果の上位に表示させます。そのためSEOでは、質の高いコンテンツの作成が重要となります。検索キーワードに対して、ユーザーの検索意図や求める情報を推測し、それに応えるようなコンテンツ内容である必要があります。
コンテンツSEOを見てくれるサービスでは、キーワードの選定から企画、構成作成、ライティングまで、コンテンツ作成において必要な項目を幅広く対応してくれます。
外部施策メイン
外部対策とは、外部のサイトから自社サイトを評価してもらうための対策のことです。内部対策とは異なり、自社でコントロールしづらいためSEO対策の中でもハードルが高いのが特徴です。
外部対策では、自社サイトのリンクを他者のサイトに貼ってもらうための活動が主な施策となります。被リンクは、検索エンジンのサイト評価基準の1つとしており、SEOにおいても重要な要素となります。
すべて網羅するコンサル型
SEO対策において必要な要素をすべて網羅してくれるコンサル型のサービスも存在します。サイト全体の分析や課題発見から改善までのPDCAサイクルを回しながら、トータルでサポートしてくれるサービスです。
SEO対策は幅広く、分析すべきデータや課題は多くあります。そのため、Webサイトのすべてを任せられるコンサル型のサービスは、SEOの知識がない企業にはおすすめのサービスとなります。
風評被害対策
風評被害対策とは、風評被害を受けたWebサイトの被害を最小限に抑えたり、今後の被害が起こらないように対策をすることです。風評被害の発生源であるサイトを洗い出し、想定されるサイトを特定します。
関連キーワードの削除や書き込みを行った者の特定・訴訟、情報漏洩の調査といったセキュリティ対策などがありますが、さまざまな知識を必要とするためプロに任せることをおすすめします。
また、風評被害は終息することがあまりないため、最小限にとどめ再発防止の対策が重要となります。
SEO対策を外注するメリット
SEOのノウハウがなかったりSEO対策に時間をけられない企業は、SEO専門業者に外注するという選択肢もあるかと思いますが、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
最新SEOノウハウの提供
SEO専門業者は、SEOのプロであるためSEOの知識が豊富なだけではなく、最新のSEOノウハウをもっています。
Googleはユーザーの利便性を高めるために、頻繁にアルゴリズムアップデートを行っています。そのため、SEO対策を行う上では最新情報を知っておくことで、正しく対策を行うことができるのです。
SEO専門業者は、SEOのノウハウを売りにサービスを提供しているため、このような最新のSEO情報を調査しGoogleの動向を把握しています。そのため、このような情報の共有をしてもらえるというメリットがあります。
サイトの変化を分析し打開策を提案してもらえる
SEO専門業者は、SEO対策を実施するだけではなく、PDCAサイクルを回しながらWebサイトの改善を行います。そのため、順位変動やGoogleからのペナルティを受けるなどのサイトに変化があった場合には、その原因を分析し打開策を提案してもらうことができます。
SEOに関する知識がない場合には、このような変化に気づけなかったり原因を発見することができず、改善することができません。
SEO専門業者は、このような変化に対する打開策を知っているため素早く対応してもらうことができるのです。
SEO対策を外注するデメリット
SEO専門業者に外注する際には、デメリットも理解した上で依頼することが重要です。
外注する際に費用がかかる
SEO専門業者に依頼するには、コストがかかります。依頼するサービス内容によって費用相場は異なりますが、数万から数百万円することもあります。
また、契約形態には毎月のコストが掛かる月額固定性や成果に応じて費用が発生する成果報酬などがあります。専門知識がないと費用感がわからず高額のコストをかけてしまう こともあるため、事前に複数社リサーチしておくことが大切です。
ノウハウが蓄積されずらい
SEO専門業者に依頼すると、依頼する内容にもよりますが基本的にはすべてを見てもらう事となります。そのため、いつまでも依頼をしているとSEO対策におけるノウハウをインハウス化することができません。
SEO対策は、Webサイトの運営をする限り続けることになります。そのため、将来的にSEO対策をインハウス化したい場合は、SEOに関するノウハウを社内で蓄積する必要があります。
将来インハウス化を望むのであれば、SEO専門業者にレクチャーも可能か聞いてみると良いでしょう。
そうすることでSEO専門業者が実施する施策内容から、SEOの知識や技術を吸収することも可能になります。
SEO対策の外注業者 を選ぶポイント
SEO対策を外注する際には、失敗しないためにもしっかりと外注先を選ぶ必要があります。ここでは、SEO対策において外注先を選ぶ2つのポイントを解説していきます。
支援・改善実績が豊富
外注先を選ぶ際には、その業者の支援内容や改善実績を確認することが重要です。自社が求めるサービスを提供してくれるのかを事前に確認しておかなければ、依頼後に期待していた成果を出すことができません。また、業者によっては得意分野が異なるため、自社が必要としているサービスが得意な業者を選ぶと良いでしょう。
そのためには、その業者の過去の実績を見ることで、ある程度業者の得意分野や強みを知ることができます。外注業者の実績や評判を確認しておくことで、安心して依頼をすることができます。
定量的な戦略や提案がもらえる
SEO専門業者の中には、悪徳業者も存在します。特にSEOのノウハウがない企業には、施策内容を明確に提示せずに費用請求をすることもあります。
SEO対策を外注する際には、実際に行う具体的な施策や戦略を提示してもらえるかを事前に確認しましょう。
また、定性的な戦略や提案ではなく論理的に説明ができる定量的なデータであることが重要です。定量的な戦略や提案をもらうことで、社内のSEOノウハウを蓄積することにも繋がります。
SEO対策外注する際の料金体系
SEO対策を外注する際には、主に月額固定と成果報酬の2種類の費用形態があります。それぞれの違いや特徴を理解し、自社にあった料金形態を選ぶことが重要です。
月額固定
月額固定制は、毎月決まった金額が発生する形態です。初期費用とは別に、固定費を支払いながらSEO対策を行っていきます。
月額固定制の場合は、長期的な目線で実施することが多いため、SEO対策をインハウス化していきたい場合にはおすすめです。
成果報酬
成果報酬制は、成果に応じた金額が発生する形態です。成果の基準は依頼するサービスによって異なりますが、検索結果の順位や被リンク獲得数などが成果となることが多いです。
成果を達成しなければ費用は発生しないため、予算を抑さえたい企業にはおすすめです。
まとめ
本記事では、SEO対策を外注できるサービス種類やメリット・デメリットについて詳しく解説してきました。SEO対策を外注する際には、メリットだけでなく、デメリットも踏まえた上で最適な業者に外注することを心がけましょう。
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