SEO対策を行う上で、多くの企業がSEO対策会社に対策を依頼するでしょう。しかし、依頼する時にどのような準備をしておくべきか、またどのような観点で業者を見極める必要があるのかについて詳しく解説していきます。
この記事でわかること
- 外部SEO業者に依頼する前に発注側が決めるポイント
- SEO対策を依頼する前の注意点
- SEO対策業者の見極め方
もくじ
SEO対策の依頼前に決めるポイント
SEO対策を外部に依頼する場合は、次の2つのポイントに注意して決める必要があります。
なんとなくプロに任せようと思い何も決めずに依頼をすると、失敗してしまうこともあるため事前にしっかりと考えておくことが重要です。
SEO対策の目的や予算
SEO対策の目的は、サイトのセッション数増加やCV数の増加など企業によって様々です。自社が何を目的にするかによって必要となる対策も異なるため、しっかりとSEO対策の目的を明確にしておくことが重要です。
また、SEO対策にかける予算もある程度決めておく必要があります。自社が依頼したいサービスの相場を調べた上で予算を決めることで、見積もり時のギャップを埋めることができます。
中には悪徳業者も存在し高額な費用を請求されるケースもあるため、事前に相場を把握して自社の予算を決めることが大切です。
上位化を狙うキーワード
上位表示させたいキーワードによって、依頼する内容や費用が異なります。そのため、依頼前には自社がどのようなキーワードで上位を狙いたいのかを明確にしておくことが重要です。
キーワードを明確にしないまま依頼をしてしまうと、自社にとってCVの取りやすいキーワードではなく、業者にとってCVの取りやすいキーワードを選定されてしまうこともあります。
また、キーワードの性質や検索ボリュームによっては効果の得づらいキーワードもあるため、しっかりとキーワード調査および選定を行うことが大切です。
これら2つを遵守することで、計画的にSEO対策を進めることができます。
発注側が持つべきSEO対策依頼時の注意点
SEO対策を外部に依頼する場合は業者選びも重要ですが、発注側が持つべき注意点もあります。ここでは、発注側が持つべきSEO対策依頼時の2つの注意点について解説していきます。
SEOの基本の理解
内部のリソースが足りないことや、知識がないことを理由に外部に依頼することが多いですが、発注側もある程度SEOの知識を持つことが重要です。
プロに任せるからと言って安心していると、業者の実施内容やその効果を把握することができず、場合によっては効果が出ないままコストをかけ続けているということになってしまいます。
そのため、発注側にもSEOの基本を理解する必要があります。SEO対策を外部に依頼する際には、実施している内容や効果検証等、実際に内容を把握しながら取り組むことが重要です。
100%上位に上げることはできない
SEOに絶対や正解がないため、SEO対策を行なったからと言って必ず上位表示されるというわけではありません。
中には悪徳事業者も存在するため、低品質なSEO対策を実施されることもあります。
また、Googleはランキングアルゴリズムを常にアップデートしているため、一度上位表示されてもアップデートによる影響を受けて順位が落ちてしまうこともあります。
そのため、プロに頼んだからといっても100%上位に上げることはできないということを理解しておくことが重要です。
これら2点を事前に理解しておくことで、業者に過度な期待をせず、堅実な目標設定のもとSEO対策を進められるようになります。
SEO対策を依頼する業者を見極めるポイント
SEO対策を依頼する業者を見極めるポイントとしては、主に次の4つの視点があります。ここでは、それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。
SEOの知識やノウハウを持つ
SEO業者である以上、SEOの知識やノウハウを持っていることは当たり前となりますが、専門的なことや最新の情報を持っているかということは業者によって異なります。
そのため、正しいSEOの知識やノウハウを持っているかは業者を見極める上ではとても重要なポイントとなります。
前述したように、Googleは常にランキングアルゴリズムのアップデートを行っているため、最新の情報を把握せずに今では通用しない施策を行っていると、当然効果を出すことは難しくなります。
業者のブログやコンテンツを見て、SEOに関する知識やノウハウを持っているのかをしっかりと確認しておきましょう。
SEOの豊富な実績を持つ
依頼する業者の実績は、大きな見極めポイントとなります。SEO業者の実績を見ることで、実際に依頼をするとどのような効果を得られるのかをイメージしやすくなります。
特に、同じ業界や業種の実績を持っているかを確認するといいでしょう。SEO対策と言ってもその難易度はキーワードに左右されることもあるため、同業種や同業界での実績は依頼する際の重要な判断基準となります。
そのため、業者がどのような実績を持つのかを事前に調べておくといいでしょう。また、「お客様の声」などは信ぴょう性もあるため合わせて確認しておくことが大切です。
サポート体制は万全か
SEO対策は、Googleのランキングアルゴリズムに大きく影響されます。そのため、アルゴリズムアップデートなどで自社サイトが影響を受け、集客に大きなダメージを与えてしまう可能性もあります。
このような自社では対応できないようなことがおきた場合に、しっかりとサポートしてくれる体制が整っているかどうかということも重要です。
また、日頃から定期的にレポーティングをしてくれたり、課題解決のためのアフターサポートなどが充実していることも業者を見極める際のポイントとなるでしょう。
特に社内にノウハウがない場合は、これらのサポートを受けることでSEOに関する知識を身につけられるようになります。
流入だけでなくCV獲得を考慮した提案がある
検索結果の上位に表示されても、CV獲得ができなければ企業の売上を上げることはできません。SEO対策の目的の一つにサイトへの訪問数を増やすことが挙げられますが、CVの獲得も重要な目標となります。
そのため、流入だけではなくCV獲得を考慮した提案をしてくれるかということが重要となります。CV獲得を考慮した提案とは具体的に、ページ内での誘導設計やわかりやすいデザインなどが挙げられます。
SEO業者は基本的には検索順位を上げることを目標にしますが、同時にCVも獲得しなければいけないことも理解した上で提案をしてくれる業者を見極めてみるといいでしょう。
ここで解説してきた4つのポイントを見極めることで、後悔しないSEO対策業者の選定が可能となります。
まとめ
本記事では、SEO対策を依頼する際に押さえておくべきポイントについて解説しました。これからSEO対策を外部に依頼する場合には、本記事で解説した注意点を念頭に置きつつ、体制を構築することが大切です。