コンテンツの記事URLを指す「パーマリンク」。公開日時や英数字の文字列のままになっている投稿記事がありますが、SEO対策としてはきちんと記事の関連キーワードになるリンクに設定したほうが、コンテンツ単位やサイト全体のSEO評価につながります。今回は、SEO対策を踏まえたパーマリンクの設定方法についてご紹介します。
もくじ
パーマリンクとは
パーマリンクとは、記事ページのURLです。
「https://ドメイン名/カテゴリー名/○○」○○の部分で、記事ごとに振り分けられたURLです。
一般的に使われているCMS「WordPress」を場合、初期設定だと数字や日付(20200107、など)、記事タイトルが日本語としてエンコードされたもの、などになります。
SEO的な影響・効果は?
記事の中身に共起語を盛り込んだり、タグでSEO効果を狙ったりすると思いますが、パーマリンクも間接的も間接的にSEO評価につながります。
自動生成されたリンクだと、ぱっと見何の記事かわかりにくいということはありませんか?その気づきは、読み手となるユーザーも同じです。また、クローラーからは、WebサイトのURL構造(カテゴリーなど)そのものが分かりづらくなるので、Webページが探しにくくなる=情報がわかりにくいこととなり、クローラービリティの低下を招く可能性があります。
パーマリンクにSEOキーワードを盛り込むことで、クローラーがページの内容を認識しやすいよう対策したほうが良いです。このように間接的に影響があるので、もし自動生成(デフォルトの状態)になっている場合は、カスタムできるよう設定しましょう。
パーマリンク設定方法
管理画面上の設定
- WordPress上の管理画面「設定」メニューを選択
- 「パーマリンクの設定」の設定画面へ
- 「投稿名」にチェックを入れる
- 「カスタム構造」の欄に「 /%postname%」入力
これでパーマリンクの欄を自由に変更できます。
新規記事投稿画面
①~③の設定が完了したらパーマリンクが編集できるようになります。
入力するときはSEOキーワードを英語またはローマ字で入力しましょう。
(例)「オウンドメディア KPI」→ 「https:ドメイン/カテゴリー名/owned-media-kpi」
※この時「owned-media-kpi」をシークレットモードで検索し「オウンドメディアkpi」の検索一覧が表示されるか確認する。
owned-media-kpiをオウンドメディアkpiのニーズと同じ認識でGoogleの検索エンジンがかかればOK。まったく違うニーズの検索一覧が表示されたら変更したほうが良い。
設定のポイント
パーマリンクの設定に関するポイントについてご紹介します。
①長すぎない
SEOキーワードを決める場合、「りんご 生産地」など、サジェストキーワード(この場合は「生産地」)ぐらいまでは一般的かと思うので、パーマリンクにしても極端に長すぎてしまうことはないと思いますが、不必要に長いリンクは避けてください。「-」ハイフンを使ってキーワードをつなげ、シンプルにしましょう。
(例)「ringo-seisanchi」
複雑で長いリンクはクローラーの読み込みを難しくしてしまいます。
Googleの公式でも、“シンプルさ”を推奨しているので、気になる方はご一読ください。
Google Support シンプルな URL 構造を維持する
②日本語入力はNG
日本語で入力するとエンコード(別の形式に変換)されてしまいます。
結果、「http://ドメイン名/カテゴリー名/%E3%81%82%E3%81%82%E3…」という日本語URLの変換によって、SEOキーワードを認識しにくいパーマリンクになってしまいます。
これは①の「長いパーマリンク」にも当てはまるので、日本語入力は避けたいですね。
パーマリンクは公開後変更できる?
パーマリンクを設定し、記事を公開(インデックス)したものの、途中で変更が必要になった場合は公開後の変更は可能です。以下の手順を踏めば変更後の新しいURLに送客でき、Google AnalyticsやSearch Consoleでも新しいURLでアクセスがカウントされていきます。
変更する場合はリダイレクト設定する
プラグイン「Redirection」を利用してください。このプラグインは、古いURLを踏んだら強制的に新しいURLに飛ばすよう設定できるもので、サイト・ブログの引っ越しの際にも使われるプラグインです。
<設定方法>
- プラグインをインストールしたあと、プラグインメニュー内で「有効化」し、転送ルールを設定します。
- 「ソースURL」→古いURLを入力
- 「ターゲットURL」→リダイレクト先の新しいURLを入力
これで設定はOKです。
まとめ
数ある中のSEO対策のなかでも微々たるものですが、パーマリンクで投稿内容が確認できれば、URL一覧を見てもサイト運営者からも把握しやすいので、ユーザー、クローラー、制作陣にとってもプラスになります。よりコンテンツマーケティングを優位に進めていけるよう、URLの編集をおすすめします。
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