オウンドメディアを運営する企業が増えてきている今、競合他社のWEBマーケティング戦略に後れを取らないようにこれからオウンドメディアを制作するうえで必要な項目をご紹介します。
もくじ
オウンドメディア自体のトレンド推移
これは「オウンドメディア」というキーワードをGoogleトレンドで出した数値推移です。
2012年から2013年にかけて数値が盛り上がり初め、今もなお伸び続けている状況にあり、自社で制作をする企業や、外部に委託をする企業など様々なケースが増えています。
少し前までは自社ブログを立ち上げ、運営すれば良いという考え方もありましたが、今ではしっかりとユーザー意図にあわせたコンテンツでないとなかなか評価をされづらい時代になってきました。
コンテンツとして代表的なのが記事や動画などがありますが、中身の重要性はもちろんのこと、まず立ち上げまでに必要な項目は何なのかを整理し、把握しておくことも重要です。
そもそもオウンドメディアを持つ理由とは
トリプルメディアという定義がある中、オウンドメディアはブランディングや顧客とのタッチポイントを生成するということにおいて非常に重要な立ち位置になってきました。
地道な部分も多く、しっかりとした効果が出てくるまでは時間がかかることも多いですが、ユーザーを滞留させ、ソートリーダーシップ戦略などもとれればライバル会社と差をつけることもできます。
コンテンツマーケティングというコンテンツの力でユーザーの頭に刺激を与え、解決、共感、納得、確認、発見、理解などを得ることでメディアの価値を感じてもらい、信頼関係を築くことで潜在顧客から顕在顧客までを囲い込むことができるようになります。
その、集客の仕組み自体を持つというところに価値があり、この仕組みは事業を推進していくうえで非常に大きな力になります。
オウンドメディアを制作するうえでの必要な項目7個
誰のためのメディアなのか
まず押さえておきたいのが誰に対して価値を提供するのかです。
ただ闇雲に立ち上げても、コンセプトが定まらずコンテンツの中身もついてこないため、まずはペルソナの設計をして「誰に」という部分を明確にしていくことが大切です。
ペルソナの設計についてはペルソナ設計シートをご活用ください。
何を発信していくのか
運営側が言いたいことだけを発信してもほとんどのユーザーはついて来ないため、ペルソナが求めているコンテンツが何なのかを理解することが大切です。
そのためにも対象を調査、分析しぺルソナの持つ心理を抽出していくことが重要で、「ペルソナの持つ心理」と「運営側が持つ伝えたい事」のギャップをコンテンツに落とし込み発信していくことがオウンドメディア成功の近道といえます。
誰がコンテンツを作るのか
誰に何を発信していくのかが決まったら、コンテンツ自体を誰が作るかを考えます。
もちろん自社で制作ができれば良いですが、専門的な部分やマンパワーの問題で制作ができないケースが多いので、その場合は外部に委託することがほとんどです。
記事の相場自体は様々ですが、クラウドソーシングなどを使う場合は1文字1円~程度で依頼ができるなど比較的安価で仕入れることは可能ですが、ライターによってもクオリティの差がかなりあるので注意が必要です。
その点、記事制作も代行しているような会社に頼む方がクオリティは安心でき、結果安くなることも多々あります。
コンテンツ制作の準備はどうするのか
制作に入る前に必ず準備が必要です。
その準備とは内容を考えるのはもちろんですが、キーワードのボリューム数やサジェストの調査、検索結果上位の競合コンテンツ調査なども行います。
キーワードのボリュームを調べる
ペルソナの持つ心理キーワードを抽出したら、このキーワードプランナーを使って月間の検索ボリューム数を調べてみましょう。
Googleアカウントを持っていれば基本誰でも使うことのできる便利なツールです。
サジェストワードを調査
キーワードのサジェストを調べたいときに便利なのがウーバーサジェストです。
使い方はとても簡単で、調査をしたいキーワードを入れると一覧で表示してくれます。
検索結果上位の競合コンテンツの調査
これは単純にキーワードで検索をかけたときに、どんなページが上位にきていて、そのページのコンテンツはどんなものがあるのかを確認していく作業です。
ユーザー意図の反映度=検索結果上位とするならば、それらのコンテンツの内容を知ることは非常に大事です。
サイトの設計・制作について
コンテンツの管理や運営をしていく上で何らかのCMSを使う事が多く、CMSといえば一般的にはWordPressが有名ですが、各CMS毎にそれぞれ特徴があるので比較をしてみるのも良いかと思います。
数値分析について
アクセス解析はもちろんのこと、流入キーワードの分析から各コンテンツの改善を行っていく必要があるため、最低限Googleアナリティクスとサーチコンソール(Search Console)の準備はしておきましょう。
CTAの準備と改善について
運営側にとっては非常に重要な項目です。
オウンドメディアやコンテンツマーケティングで集客したユーザーを、目的となるサービスへ誘導するためのバナーやボタンのことで、クリエイティブやタイミングによって獲得効率が左右されてくるため、運営をしながら改善を行っていくことも重要な項目のひとつです。
まとめ
オウンドメディアの制作は、自社でやる場合でも外部に委託する場合でも基本的な考え方は変わりません。
いかに人を惹きつけるようなメディアでありコンテンツであるかが肝になってくるため、これらの項目をふまえて制作を行うとスムーズに進められるかと思います。