コンテンツマーケティングはオウンドメディアを運営するうえで重要な手法ですが、参考になる成功事例を見たことはありますか?サイトの方針や集客など目的に合わせてSEO対策(検索エンジン最適化)したコンテンツを用意するにあたって、今回は、BtoB企業に絞りにコンテンツマーケティングの成功事例を6つご紹介いたします。
もくじ
事例①「経営ハッカー」
「経営ハッカー」は、freee株式会社が運営するオウンドメディアです。自社商品は「全自動クラウド会計ソフト freee」のため、会社経営を切り口に、「会計」へつながるコンテンツで商品への導線作りがされているようです。
具体的には「資金調達」「起業」という上流の部分から、働き方改革や既存の日本の書類申請や会計の制度について切り込んだコラムがあり、様々な切り口でコンテンツ化されキーワードの網羅性もあります。会社代表者へのインタビューも多く、制作陣の企画力も高いです。SNSや動画コンテンツもあり、複数のチャネルで商品の情報発信に注力されています。
事例②「@人事」
「@人事」は株式会社イーディアスが運営する人事担当者向けWebサイトです。人材開発、健康経営、HR、基礎知識に関するコラムやインタビュー、ニュース記事など幅広いコンテンツを網羅。「プライムコラム」のカテゴリ内には専門家によるお役立ち情報があり、採用や研修、経理系の実践的な内容が書かれたホワイトペーパーも充実しています。ダウンロードできる資料があると、DL数や傾向から今後のコンテンツ作りに役立ちそうですね。
人事系ユーザーの圧倒的な訪問者数を武器に、人事向けサービスを行う企業にのセミナーや商品を掲載することでマネタイズしているようです。コンテンツマーケティングでメディアを大きく成長させられれば、掲載型のビジネスモデルを展開できます。
紙媒体のフリーマガジンも発行しているので、こちらの影響もあってWebメディアが成長できた部分もあると思われます。
事例③「ラクスルマガジン」
ネット印刷を手掛けるラクスル株式会社が運営する「ラクスルマガジン」。ラクスルの利用者の声を事例として多く紹介し、強みであるコストパフォーマンスや印刷物による集客力や社内の負担削減についてまとめられています。
「コラム・ノウハウ」系の記事は、印刷物の基本的な知識やデザインやレイアウトに関する知識を紹介。
「法人向けコラム」では、より法人利用に特化したコンテンツもあり、ラクスルの活用方法について親切に書かれています。CMでのマス広告で認知度を広げつつ、コンテンツのほうはより比較検討者に向けた濃い内容になっているようです。マスマーケティングと併せて、コンテンツマーケティングも行い顧客を獲得している例です。
事例④「バズ部」
「バス部」は株式会社ルーシーが運営する、コンテンツマーケティングやSEOの知識、事例、ハウツー系が中心のIT系メディアです。これからコンテンツマーケティングをはじめる層に向けた、コンテンツの質の高め方や成功事例を用いた施策に関する紹介記事、WordPressの使い方など、実践的に使える内容が多いです。SNSからも集客しており、ノウハウを伝授するセミナー参加費などでマネタイズしています。一つのカテゴリに対して、いろいろな切り口から記事を書かれているので、コンテンツマーケティング初心者の方にとっては親切なサイト設計かと思います。
事例⑤「あしたのオフィス JOURNAL」
株式会社ボルテックスが運営するメディアで、オフィス移転のコンテンツを中心にオフィスの不動産仲介、オフィスデザインや内装、シェアオフィスなど、オフィスを探している層に向けたコンテンツを配信しています。快適なオフィス探しをサポートするコンテンツとして、移転スケジュールの立て方や過ごしやすいオフィス環境など、空間のメリット・デメリットにも言及し細かいニーズに応えたコンテンツが充実しています。
ここまでのコンテンツがそろっていると、オフィス移転の際、相談先として信用を得られるのではないでしょうか。
コンテンツを通して情報の正確さ、独自性を武器に信頼を獲得できるとブランディングも兼ねたマーケティング(集客)につながると思います。
事例⑥「SATORI マーケティングブログ」
SATORIは国産のMA(マーケティングオートメーションツール)を開発・提供している会社です。その中でブログ型サイトとしてコンテンツマーケティングを行っています。MAはコンテンツがないとデータがとりにくいため、「MA」のことはもちろん、「コンテンツマーケティング」「マーケティング基礎知識」を中心に記事化されています。「SATORI」というMAを広く潜在顧客にアプローチし、これからMAを始める層に対して丁寧に解説しています。
まとめ
コンテンツマーケティングはtoBだとtoCに比べて業界人にターゲットが絞り込まれるので、SEO対策のためのキーワード選びが少し難しいかもしれません。しかし、自社サービスや製品の特性に合わせて導線設計ができるようコンテンツの方針を決められれば一貫性のあるマーケティングができるでしょう。
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