SEO対策をしたいけれど、いくらで発注できるのかいまいち分からない、そんな方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、SEO対策でかかる費用の考え方やサービス種類別の料金相場について解説していきます。
この記事でわかること
- SEO対策の種類
- SEO対策の種類ごとの料金体系
- SEO対策を依頼する際の注意ポイント
もくじ
SEO対策の種類によって費用が違う
SEO対策は種類によって費用が異なります。ここでは、SEO対策の種類について詳しく解説していきます。
SEO総合コンサルティング
SEO総合コンサルティングは、SEOの戦略策定から実行までをトータルサポートする会社を指します。サービスラインとして、大規模サイトのテクニカルSEOやコンテンツSEO、また外部SEO対策としての被リンク獲得施策の提案を指します。
SEO総合コンサルティングを提供する会社は、SEOの豊富な支援実績を持つ大規模の会社が多く、他のSEO対策会社よりも費用が割高になることが多くなります。
テクニカルSEO
テクニカルSEOは、Webサイトの内部構造を検索エンジンに評価されるよう最適化するためのサービスを指します。
ポータルサイトやECサイトなどの大規模サイトで行われることが多く、提供するSEO会社にもシステム構築のスキルや検索アルゴリズムに関する高度なノウハウが求められ、サービス提供企業数も限られます。
コンテンツSEO
コンテンツSEOは、記事コンテンツを制作することでWebページを上位表示させ、流入獲得を目指すサービスです。
コンテンツSEOのサービスは、記事コンテンツ作成のためのユーザーニーズ調査や記事案、構成作成、記事執筆までを一貫して行うことになります。
主に大規模なサイトでテクニカルSEOと異なり、中小規模のサイトでも行う施策であり、SEO対策会社の中でも最も多くの会社に提供されるサービスです。
内部SEO対策
内部SEO対策は、サイト内部のリンクを最適化し、クローラビリティを改善することで検索エンジンに正しく自社サイトコンテンツを伝えるために行われる対策を指します。
近年では、ユーザービリティ向上が重要視されるため、サイトの表示速度最適化やモバイルファーストインデックス対策も内部SEO対策として行われるようになっています。
外部SEO対策
外部SEO対策は、SEOの外部対策で重要視される被リンク獲得に特化したサービスを指します。
サイトの信頼性が求められる昨今のSEOでは、ドメインパワーが重要視される一方で、被リンクを購入する行為はGoogleに禁止されているため、あまりSEOのサービスとして提供する企業が見られなくなりました。
固定報酬型と成果報酬型の料金体系がある
SEO対策の料金体系には、固定報酬型と成果報酬型の2種類が存在します。
固定報酬型は、一定の金額を毎月支払うプランである一方で、成果報酬型は、指定したキーワードが事前に取り決めた順位(5~3位以上とされることが多い)を上回った時に報酬を支払うケースを指します。
どちらの料金体系が良いかは、自社の予算や対策するキーワード数によって異なるため、外部に発注する際に2つのケースで比較して、検討するようにしましょう。
SEO対策の種類別料金相場
SEO対策の料金相場はSEO対策のメニューごとに異なります。ここでは、SEO対策のメニュー別の料金相場について解説していきます。
SEO総合コンサルティング
SEO総合コンサルティングの場合には、調査・企画から記事ライティング支援までを包括的に支援し、月額で請求するモデルとなります。料金相場は、月額10~50万円となり、大規模なサイトの場合には、月額100万円を超える場合も存在します。
プラン | 内容 | 金額 |
---|---|---|
SEO総合コンサルティング | 1) 調査・分析・企画 2) 記事設計・執筆、レポーティング 3) 記事ライティング支援 |
10 ~ 50万円/月 |
テクニカルSEO
テクニカルSEOの場合には、調査・分析・企画を実施し、一括支払い方式による支払いとなります。料金相場は一括で10~100万円となる場合が一般的です。
プラン | 内容 | 金額 |
---|---|---|
テクニカルSEO | 調査・分析・企画 | 10 ~ 100万円(一括) |
コンテンツSEO
コンテンツSEOの場合には、記事コンテンツ制作のみの場合と、オウンドメディア構築サービスで料金体系が異なります。
プラン | 内容 | 金額 |
---|---|---|
記事コンテンツ制作 | 1) 初期調査、競合調査、キーワード選定 2) 記事設計・執筆、レポーティング |
1) 20 ~ 40万円/月 2) 1記事: 3 ~ 5万円 |
オウンドメディア制作・運用 | 1) 初期調査、競合調査、企画、構築、キーワード選定 2) 記事設計・執筆、レポーティング |
1) 応相談 2) 1記事: 3 ~ 5万円 |
オウンドメディアを構築する際には、システム開発が伴うため、会社によって相場が大幅に異なります。
内部SEO対策
内部SEO対策の場合には、費用相場として月額10~20万円が相場となります。効果が出やすいため、固定報酬型による報酬体系が一般的となります。
プラン | 内容 | 金額 |
---|---|---|
内部SEO対策 | サイト構造最適化、サイトマップ送信、パンくずリストの設置、重複ページ解消、内部リンク改善、見出しタグの最適化、画像の利用の最適化 | 10 ~ 20万円/月 |
外部SEO対策
外部SEO対策の場合には、前述のように固定報酬型と成果報酬型の2種類があり、それぞれの場合に以下のようになることが多いです。
固定報酬型の相場は、月額1~15万円となり、成果報酬型の相場は月額1~100万円となることが一般的です。
料金体系 | 内容 | 金額 |
---|---|---|
固定報酬型 | 外部リンク獲得による順位表示の影響とは無関係に定額を請求するモデル。 | 1~15万円/月 |
成果報酬型 | 外部リンク獲得による順位表示の影響で事前に決められた順位を超えた場合に、順位が超えた日数分金額を請求するモデル。
「請求金額」 = |
1~100万円/月 |
SEO対策を依頼する際に注意するポイント
SEO対策を依頼する際には、次の3つのポイントに注意しなければなりません。それぞれのポイントについて解説していきます。
SEO実績のある会社に発注する
第一にSEOの上位表示の実績を持っている会社に発注するようにしましょう。
企業によっては実績を公開していない会社も存在しますが、自社の事業領域と近い会社のサイトを上位表示させた実績があるかどうかを確認するようにしましょう。
コンサルタントのサポートが手厚い会社に発注する
SEOコンサルタントのサポートが手厚い会社に発注するようにしましょう。
SEO対策はGoogleアルゴリズムによって変動が激しく、常にサイトにとって最適な施策を行う必要があります。自社サイトや自社事業の特徴を把握し、常に最適なサポートを提案してくれるSEO対策会社に依頼することが大切です。
場合によっては、定期レポーティング資料のみを提出し、サポートが手薄な会社も存在するため、注意が必要です。
CV獲得までサポートできる会社に発注する
最後に、流入獲得だけでなく、CV獲得までサポートできる会社に発注できるのであればそうするようにしましょう。
SEO対策会社は検索順位を向上させ、流入獲得に強みのある会社がほとんどを占めます。しかし一方で、CV獲得までサポートしてくれる会社も一部存在します。
SEOの効果は最終的には、自社の売上を向上することですので、CV獲得までの導線設計を提案してくれる会社を探すようにしましょう。
まとめ
本記事では、SEO対策の種類や料金相場について解説しました。自社の課題に合わせて適切な対策を行うことがSEO対策の成功の確率を高めます。まずは自社の課題を適切に把握し、必要な対策を検討するようにしましょう。